過去の月例研究会

【2018年11月度・月例研究会のお知らせ】

11月の月例研究会を開催いたしますので、皆様ぜひご参加ください。

研究会タイトル:

「自作を語る」シリーズ

日時: 2018年 11月 14日(水)  19:00〜20:30

会場: スタジオ・エル(東京都渋谷区神山町5-8)

ステラハイム神山の1階の会議室を使用します。NHK西口の道路を隔てたところにあります。

ビルの入り口には牛のレプリカがあります。地図はここをクリックしてください

講師紹介と内容:

小野 直路 氏 (元NHK副会長、NHKエンタープライズEP)

科学ドキュメンタリー「あすへの記録」や、初めての大型科学番組部、「NHK特集  地球大紀行」12本シリーズなどを制作し、副会長に就任。退職後 NHKスペシャル「列島誕生  ジオジャパン」を制作した。自作への思いを語っていただきます。また副会長という仕事についてもお聞きします。

【2018年10月度・月例研究会のお知らせ】

10月の月例研究会を開催いたしますので、皆様ぜひご参加ください。

研究会タイトル:

「自作を語る」シリーズ・NHKスペシャル「生命」シリーズを語る(仮)

日時: 2018年 10月22日(月)  19:00〜20:30

会場: スタジオ・エル(東京都渋谷区神山町5-8)

ステラハイム神山の1階の会議室を使用します。NHK西口の道路を隔てたところにあります。

ビルの入り口には牛のレプリカがあります。地図はここをクリックしてください

講師紹介と内容:

日向 英実 氏(元NHK放送総局長、元NHKプロデューサー)

日向氏は、NHK入局後、科学ドキュメント「クローズアップ」など多様な番組を制作しました。代表作は、NHK特集「私は日本のスパイだった」「チェルノブイリ原発事故」や、NHKスペシャル「生命」などです。

その後、番組制作局長、放送放送総局長なども歴任しました。10月の月例研究会では、自作を語ると共に、現在の放送やデジタル時代の放送などについても触れて貰います。

※ なお、11月の月例研究会は11月14日 (水)を予定しています。 

【2018年4月度・月例研究会のお知らせ】

4月の月例研究会を開催いたしますので、皆様ぜひご参加ください。

研究会タイトル:

「自作を語る」シリーズ(第1回)

日時: 2018年 4月25日(水)  19:00〜20:30

会場: スタジオ・エル(東京都渋谷区神山町5-8)

ステラハイム神山の1階の会議室を使用します。NHK西口の道路を隔てたところにあります。

ビルの入り口には牛のレプリカがあります。地図はここをクリックしてください

講師紹介と内容:

加藤就一氏(日本テレビ)

今回から、「自作を語る」シリーズを始めます。第1回は民放初の本格ドキュメンタリー「ノンフィクション劇場」の伝統を継ぐ、「NNNドキュメント」について、加藤氏に「サイエンス映像」の視点も含めてお話を伺います。

加藤就一ディレクターは、現在61歳。早稲田大学政経学部卒業後、日本テレビ放送網入社。スポーツ教養局配属後「アメリカ横断ウルトラクイズ」「日本アカデミー賞授賞式」「行く年来る年1988」などの看板番組を担当。その後、日テレHPやスーパーテレビの統括などを経て、2010年から報道の「NNNドキュメント」統括プロデューサーを5年間勤めます。就任半年後、3・11が発生。直後から「震災関連」番組に取り組み、現在85シリーズになります。

中でも加藤氏の代表作は、 原発関連番組8本で、「活断層と原発、そして廃炉〜アメリカ、ドイツ、日本の選択」など6本が、科学ジャーナリスト賞、ギャラクシー賞、JCJ賞などを多数受賞しています。

【2018年2月度・月例研究会のお知らせ】

2月の月例研究会を開催いたしますので、皆様ぜひご参加ください。

研究会タイトル:

「ポピュラーサイエンス 」事始め

日時: 2018年 2月26日(月)  19:00〜20:30

会場: コープオリンピア 530号室(渋谷区神宮前6-35-3)

東京メトロ千代田線 明治神宮前駅 徒歩1分

東京メトロ副都心線 明治神宮前駅 徒歩2分

JR山手線 原宿駅 徒歩2分

地図はこちらからご確認ください

講師紹介と内容:

持丸 和朗 氏(科学ジャーナリスト・樹木医/ 元NHK『レンズはさぐる』ディレクター

/元NTV『所さんの目がテン!』ディレクター)

持丸和朗氏は、慶應義塾大学(経)の卒業論文で「科学思想史」について述べ、昭和34年NHK入局。映画部管理班を経て、27歳のとき科学産業番組部ディレクターに。『みんなの科学』や『自然のアルバム』などの番組を担当しながら、ジュニア対象のポピュラーサイエンス『レンズはさぐる』の企画を立上げ、定時番組を開発します。もう一つの代表作は、海外取材の特集番組『環太平洋の自然』で、『アラスカの自然』(NHK取材班・著/NHK出版)も著しています。

その後、『レンズはさぐる』は、家族対象の『ウルトラアイ』 へと発展していきます。この番組が終了を迎えると同時に、NHKを退職、プロダクション「イースト」などで、すべての民放で科学番組を企画・提案・制作・出演もしました。代表作は、NTVの人気長寿番組になるポピュラーサイエンス『所さんの目がテン!』を科学指導・監修として新番組開発に携わるなど、民放でも活躍します。

2月の月例研究会では、プロダクションを設立したり、60歳のとき、樹木医の資格を取り環境問題にも取り組みユニークな経歴と、温かい人柄の持丸さんに「『ポピュラーサイエンス』事始め」と題して波乱万丈の人生も含めて語っていただきます。

【2018年1月度・月例研究会のお知らせ】

研究会タイトル:

「私の防災取材歴から」

日時: 2018年 1月29日(月)  19:00〜20:30

会場: コープオリンピア 530号室(渋谷区神宮前6-35-3)

東京メトロ千代田線 明治神宮前駅 徒歩1分

東京メトロ副都心線 明治神宮前駅 徒歩2分

JR山手線 原宿駅 徒歩2分

初めて利用する会場となりますので、ご注意ください。

地図はこちらからご確認ください

内容:

NHK科学番組ディレクターから解説委員の時代を通じて、国内外の地震災害・火山災害を取材してきた。その間、個々の取材を通じて、多くの貴重な映像も得られてきた。私自身が撮影したものも含め、映像が語る災害の実態とともに、将来に向けての防災教訓などを抽出してお話しする。

講師:

伊藤和明 氏(防災情報機構特定非営利活動法人会長 / 元NHK解説委員)

東京大学理学部地学科を1953年卒業後、6年間 東大教養学部で助手を務めNHKに入局。地震など地学に関する番組を多数制作し、1978年 NHK解説委員となります。その後も1990年、文教大学国際学部教授として、専門分野の研究、教育に携わり2002年に防災情報機構特定非営利活動法人会長に就任。翌年、「中央防災会議災害教訓の継承に関する専門調査会座長」として活躍。この間も、内外の地震災害、火山災害現場を多数取材し、 自ら撮影もしています。

【2017年11月度・月例研究会のお知らせ】

研究会タイトル:

「NHKの健康情報番組の歴史を語る」

日時: 2017年11月27日(月)  19:15〜20:45

会場: スタジオ・エル(東京都渋谷区神山町5-8)

ステラハイム神山の1階の会議室を使用します。NHK西口の道路を隔てたところにあります。

ビルの入り口には牛のレプリカがあります。地図は以下をごらんください。

http://www.studio-net.co.jp    

内容:

野本睦美氏は、早稲田大学卒業後、NHKに入局。一貫して「きょうの健康」など、健康情報番組を担当してきました。退職迄の一時期、NHK文化調査研究所主任研究員として、報告書「健康番組情報番組は、視聴者のニーズにどう答えたか」を纏めたり、NHKエデュケーショナルに出向し、プロデューサーとして「健康情報公開番組」を制作しています。退職後も、NHK出版に移籍し、「きょうの健康」のテキスト作りや健康情報関連の編集などを担当してきました。

11月の月例研究会では、健康情報番組ジャーナリストの野本さんに、NHKの健康情報番組の歴史を語って頂くとともに、民放の健康番組「発掘 !  あるある大辞典」捏造問題や、逆に テレビよりネットに深い健康情報を求める現代社会の傾向についても触れて頂きます。

講師:

野本睦美(健康情報ジャーナリスト・元 NHK「きょうの健康」ディレクター)

【2017年9月度・月例研究会のお知らせ】

研究会タイトル:

「CADによる産業開発の進化の歴史を語る」

日時: 2017年9月4日(月)19:00~20:30

会場: スタジオ・エル(東京都渋谷区神山町5-8)

ステラハイム神山の1階の会議室を使用します。NHK西口の道路を隔てたところにあります。

ビルの入り口には牛のレプリカがあります。地図は以下をごらんください。

http://www.studio-net.co.jp    

内容:

9月の月例研究会は、コンピュータやCGが作り出すサイエンス映像やシミュレーションがいかに日本の産業を支え、製品を生み出してきたか歴史を俯瞰して具体的に語って貰います。講師は、CGクリエイターの小畑正好氏です。小畑氏は、武蔵野美術大学修士時代から、CGクリエイターとしてNHKスペシャル「驚異の小宇宙人体」や大河ドラマのタイトルの制作に携わり、ハイビジョン対応の国産CGシスムを開発した島精機製作所に入社。その後も早稲田大学教授として、コンピュータ設計支援システム(CAD)や、製品製造に欠かせないCAM等の研究等により、実業の世界でスーパーバイザーを務めたり、自ら新型自動車開発などを行うなど多様な活動を続けています。小畑氏に自分史を語る事を通して、コンピュータやCG等の機器の進化と製品開発の歴史を紐解いて貰います。

講師:

小畑正好(CGクリエーター。元・早稲田大学特任教授。現・一般財団法人 日本自動車文化振興会 代表理事)

研究会報告「CADによる産業開発の進化の歴史を語る」(長谷川智子):

まずは、個人的なことから。私は「CAD(キャド)」という言葉すら知らなかった。調べてみると、「CAD(Computer Aided Design)」とは、「コンピュータによる設計支援」のことだそうだ。しかし、コンピュータによる設計支援がなぜCGとつながるのか。

小畑氏の話を聞いて、正直とても驚いた。コンピュータによって作られるCG映像が、日本のもの作りに始まる産業そのものを大きく変革した、ということをなるほどと思い、それはすごいことだと感じた。この講演を聞くまで、私にとってCG映像は、ゲームや映画の冒険の世界、恐竜など過去の生物をリアルに見せてくれるもの、あるいは体の中で起こる原子や分子のふるまいを目で見えるように映像で教えてくれるものであった。

ところが、そうした説明の手段としてのCGではなく、CG技術が産業構造そのものを変革してしまった、というのだから私の想像をはるかに超えていた。

かつて物を作るためには、部品ひとつであっても誰かが設計図を書き、それから元形をつくり、型に素材を流し込んでモノができる。さらに削って調整をして、磨きをかけたり、といった人の手による工程があった。しかし、手書きの設計図はコンピュータで描かれるようになり、製品の出来上がりイメージを、すぐにCG映像で見ることができるようになった。さらに、それを多方面から眺めることもできる。必要なら3Dプリンターで現物にしてみることさえもできる。

住宅やマンション建設の世界でも、家の設計図をもとに、完成イメージの外観、室内のようすもさえもCG映像で見ることが出来る。かつてマンション販売は、モデルルームを作り、それを見て購入者は購入を検討したが、今、建設計画の段階で、完成した室内の様子をCGで見たり、VR(バーチャルリアリティ)で自分がその住宅の中に入った感じを体験することができる。つまり、現実にモデルルームを作らなくても、完成イメージを顧客に体感させることができるというのだ。購入判断のサイクルが速まり、資金の回転も速まる。こうしたことが自動車の新車開発の世界でも、また服飾品、既製服の世界でも起きつつあるというのだから、すごいことになっている。かつて人間がカンと経験を元に判断していたもの、あるいは、設計者だけが頭の中でイメージを見ていたものを、CG映像によって誰もが見ることができるようになった。産業を変革したというのは、こういうことかとこの日思った。

【2017年7月度・月例研究会のお知らせ】

研究会タイトル:

「NHK科学番組の開発史を語る」

日時: 2017年7月24日(月)18:30~20:00

会場: スタジオ・エル(東京都渋谷区神山町5-8)

ステラハイム神山の1階の会議室を使用します。NHK西口の道路を隔てたところにあります。

ビルの入り口には牛のレプリカがあります。地図は以下をごらんください。

http://www.studio-net.co.jp    

内容:

「NHKスペシャル」を始め、NHKが制作する科学番組は、科学とはどういうものか、また最先端の科学から今何がわかるのか、そのような科学的な視点をわかりやすく伝えようとしてきました。

7月の研究会ではそのNHKの科学番組がどのような歴史をたどってきたのか、科学番組の歴史に焦点を当てます。

現在、初期のNHKの歴史を知る人は少なくなりつつありますが、甲本仁志さんはその歴史を知る稀有な存在であると共に、多数の新番組を自ら開発し、番組を制作して来たパイオニアの一人です。7月の月例研究会では、「NHK科学番組の開発史を語る」をテーマに語っていただきます。

講師:

甲本仁志(元NHK科学産業部部長)

昭和35年 慶應義塾大学(社会学・新聞研究所)を卒業後、NHK入局。科学番組を専門とする科学教育部に配属され、以後、科学産業部部長、会長室担当局長、NHK出版取締役などを歴任、科学番組の開発や出版に初期から携わる。

【2017年3月度・月例研究会のお知らせ】

研究会タイトル:

「日本科学映画の生みの親 太田仁吉の思索と実践:教育における科学映像メディアの研究」

日時: 2017年3月24日(金)18:30~20:00

会場: 立正大学品川キャンパス(東京都品川区大崎4-2-16)

http://www.ris.ac.jp/access/shinagawa/index.html    

内容:

太田仁吉という人物を知る人は少ないかもしれない。太田仁吉は,1893(明治26)年3月25日,北海道札幌郡豊平村に生まれた。1914(大正3)年3月,札幌師範学校本科卒業後,小学校教師となった。小学校在職18年後の1934(昭和9)年,小学校教師から科学教育映画の製作者となり(当時41歳),多くの珠玉の作品を残した。1954(昭和29)年1月1日に亡くなった。そのとき太田の死を惜しむ人は多かった。日を経ずして追悼文が書かれ,「教育映画界の功労者」,「日本科学映画の功労者」,当時の教育映画の錚々たるメンバーによって追悼座談会が開かれた。さらに,中学生向けの評伝,小学生向けの伝記も書かれた。そして,「日本科学映画の生みの親 仁吉つぁん」と呼ばれ,太田の相棒というべきカメラマンの鈴木喜代治や小林米作,そして,岩波科学映画の吉野馨治,小口八郎らが出席し,太田の作品を含めた思い出の名作を語る座談会が開かれた。

それにもかかわらず,今日,太田仁吉の名前と業績を知る人は少ないだろう。太田仁吉が映画製作者としてデビューした1930年代,教育における映像メディアのあり方について議論された「動く掛図論争」が盛んであり,太田もまた,後述するように,その論争に関わった当事者であった。

しかしながら,今日,太田の映画観や業績について紹介した書籍,論文等は少なく,太田仁吉と「動く掛図論争」との関係について論じた論文等もまた非常に少ない。太田仁吉の没後,科学教育映画は,スクリーンからテレビの学校放送番組へ,VTR,CD・DVD,パソコン上の映像ファイル,学校放送番組の映像の全体あるいは一部(断片)を抜き出したweb上のコンテンツ(「クリップ」)集,そして,今後本格的に導入されてくるであろう「デジタル教科書」の動画へと移りつつある。(ここでは,科学映画,科学教育映画を含めて,「科学映像メディア」と呼ぶことにする。)このように,科学映像メディアは様々な場面で見られるが,「動く掛図論争」は,その後,同型の議論が繰り返され,現在も形を変えて存在しているが,科学映像メディアが,教育において,どのようなものであるべきかという研究は少ない。従って,この科学映像メディアの検討に,「動く掛図論争」に関わっていると考えられる科学映像メディアの先駆者である太田仁吉の思索と実践を明らかにすることは,未来の科学映像メディアのあり方を検討する上で役立つと考えられる。

そこで,本報告は,没後,後進らに,「日本科学映画の生みの親」と呼ばれることになった,太田仁吉の科学教育映画についての思索と実践を明らかにすることを目的とする。

講師:

吉岡有文(立正大学社会福祉学部子ども教育福祉学科特任准教授)

なお、参加費は会員は無料、非会員は 1,000円をいただきます。

【2016年12月度・月例研究会のお知らせ】

研究会タイトル:

「岩波『たのしい科学』デジタルアーカイブを語る」

内容:

テレビ放送の黎明期、毎週日曜の夕方放映された「たのしい科学」(1957~1962)という番組(日本テレビ)をご存じでしょうか。このときの裏番組は、「月光仮面」。時代が時代ですから、もちろんこの「たのしい科学」は、白黒。そしてたった15分。なんとも地味な番組ですが、科学の原理が透徹する世界のおもしろさを少年たちに伝え、彼らが理系への道を志すきっかけを作りました。このことが佐藤知一氏のブログ「タイム・コンサルタントの日誌」(http://brevis.exblog.jp/12819791/)に紹介されています。

その番組を制作したのは岩波映画製作所。中谷宇吉郎博士(北海道大学)の雪の結晶の研究映像の撮影から始まった映画会社でした。中谷博士を含む寺田虎彦門下の東大物理教授らがブレインとなり、日常の現象や科学技術を,科学的な視点で取り上げ,実験をやって見せ、リベラルな精神と遊び心で科学のたのしさを伝えました。そのテレビ番組を視聴覚教材にしたものが、239本の16mmフィルム「たのしい科学」(各14分)です。

「科学映画を観る会」(1989~、現:映像と科学教育の研究会)では、この「たのしい科学」を上映してフリートークを楽しんできましたが、会の講師牧衷氏を中心に、「たのしい科学」を含む岩波科学映画をDVD復刻し、「たのしい科学教育映画シリーズ」として世に出してきました。さらに2016年には、残されていた185本の「たのしい科学」(16mmフィルム)を、岩波映像株式会社との協力によりDVD復刻を完成しました。

講師:

長谷川智子(荒川区立尾久八幡中学校講師)

なお、参加費は会員は無料、非会員は 1,000円をいただきます。ビルのセキュリティーの関係もあり、おおよその参加人数を把握したいため、 

https://docs.google.com/forms/d/1rvSDL3R-MXKWr9KbbVlFcgunUZ68eJosAKc81L_nZ4s/viewform?usp=send_form

から参加の申し込みをお願いいたします。もちろん、申し込みなしでのご参加も歓迎いたします。

【2016年11月度・月例研究会のお知らせ】

研究会タイトル:

「映像の力と上映ワークショップ活動」

内容:

奄美群島は東京に暮らしていると沖縄の一部であったり、海のきれいなリゾート地というイメージを抱く方が多いのを感じます。幼少の頃から地域に根ざす文化に心惹かれ、2011年から基層文化の映像記録の現場にいた私にとっては、奄美は長い時間をかけて積み上げてきた固有の文化があり、日本の古代文化を辿ることができる貴重な場所です。

2015年の11月、世界自然遺産登録。奄美群島の一つ喜界島で行われた古代製鉄復活の記録。2011年喜界島で12世紀に行われていたとみられる古代製鉄跡が発見されました。この発見は関係者に大きなインパクトを与えた。

800−900年に行われていた古代製鉄。同じ場所で、当時と同じように、たたら作業のリーダー村下(ムラゲ)の指示のもと、各地から集まった製鉄技術者と集落の人が協力して古代製鉄の再現が試みられた。

製鉄の起源や伝搬は世界的にみてもまだ解明されていない。農耕と同時に伝わったとされる製鉄の技術。周囲48.6キロの喜界島での試み、何を掘り起こすのだろうか。

講師:

中川美帆氏(郷土映像ラボラトリー主宰)

【2016年10月度・月例研究会のお知らせ】

10月14日(金)午後 7:00 から 午後8:30 の予定で開催いたします。会場は株式会社スタジオエル1階会議室となります。

※  いつもと会場が異なりますので、ご注意ください。地図などは以下をご覧ください (渋谷NHK西口向かい) 。

http://www.studio-net.co.jp/access/index.html

研究会タイトル:

「ETはいるか」

内容:

この広大な宇宙にETはいるのか? 19世紀、米国の天文学者、P・ローウエルが 著書に火星の「運河」を描き話題を呼んだが、「地球外生命体」に初めて言及したのは、1959年 英国の科学誌「Nature」 に J・コッコーニとF・モリソンが記述した論文であった。翌年、米国の天文学者 F・ドレイクによる「オズマ計画」がスタートする。以後、今日まで世界各国でET探査「SETI」(Serch for Extra-terrestria Intelligence) 計画は続けられている。

10月の研究会では、NHK/BSスペシャル「ETを探せ!ここまでわかった地球外生命」(94年)でキャスターを務めた高柳雄一氏に映像を元に、放送から22年後の最新情報を報告して頂く。

講師:

高柳雄一氏(多摩六都科学館館長・元NHK解説委員)

【2016年7月度・月例研究会のお知らせ】

7月11日(月)午後6:30 から 午後8:30 の予定で開催いたします。関西学院大学東京丸の内キャンパス(東京駅日本橋口直結・サピアタワー東京10階)です。ビルのセキュリティーの関係上、できるだけ事前に参加登録をお済ませください。

研究会タイトル:

「ドキュメンタリー映画『流-ながれ』」

内容:

自主制作 制作・撮影 能勢広 監督・編集 村上浩康

http://www.nagale.info/

第53回科学技術映像祭 文部科学大臣賞/ 文部科学省特別選定

第65回映像技術賞/ 2012キネマ旬報ベストテン 文化映画部門 第四位

作品紹介

神奈川県、愛川町を流れる中津川

この河原に自生するカワラノギクは、世界でも日本の関東地方にしか見られない、

環境省レッドデータブック指定の絶滅危惧種に指定されている植物だ。

そのカワラノギクの種を集め、株を育てて河原に植え、花をよみがえらせている

おじいさんがいる。

川の水質は、そこに生息する生き物が指標になる。

昭和30年代から中津川の水質調査を独自に続けてきた元理科教師。

川に入り水生昆虫の数を調べ、記録し、川虫と友達になったおじいさんがいる。

とどまることのない流の中に生命(いのち)のいとなみを見た10年間の記録

自然と人間の共生のありかたを考えさせてくれる映画です。

映画『流。ながれ』HPより

講師:

制作・撮影の能勢広さん、監督・編集の村上浩康さん、お二人をお招きしてお話を伺います。

なお、参加費は会員は無料、非会員は 1,000円をいただきます。ビルのセキュリティーの関係もあり、おおよその参加人数を把握したいため、 

https://docs.google.com/forms/d/1rvSDL3R-MXKWr9KbbVlFcgunUZ68eJosAKc81L_nZ4s/viewform?usp=send_form

から参加の申し込みをお願いいたします。もちろん、申し込みなしでのご参加も歓迎いたします。

【2016年6月度・月例研究会のお知らせ】

6月29日(水)午後6:30 から 午後8:30 の予定で開催いたします。関西学院大学東京丸の内キャンパス(東京駅日本橋口直結・サピアタワー東京10階)です。ビルのセキュリティーの関係上、できるだけ事前に参加登録をお済ませください。

研究会タイトル:

「チェルノブイリ事故 30年でわかったこと」

内容:

チェルノブイリ原発事故後、汚染地に入り年間200日間の調査を実施したラーザレフ博士は、現在58歳。農業・環境分野の汚染研究ではウクライナを代表する一人です。

今回、「食品と暮らしの安全基金」の招きで来日したラーザレフ教授に下記の2点をお話しいただきます。逐次通訳が行われます。

講師:

ニコライ・ラーザレフ博士(国立ウクライナ生物資源・環境利用大学教授、農業放射線学研究所・副所長)

なお、参加費は会員は無料、非会員は 1,000円をいただきます。ビルのセキュリティーの関係もあり、おおよその参加人数を把握したいため、 

https://docs.google.com/forms/d/1rvSDL3R-MXKWr9KbbVlFcgunUZ68eJosAKc81L_nZ4s/viewform?usp=send_form

から参加の申し込みをお願いいたします。もちろん、申し込みなしでのご参加も歓迎いたします。

【2016年5月度・月例研究会のお知らせ】

5月27日(金)午後7:00 から 午後8:30 の予定で開催いたします。関西学院大学東京丸の内キャンパス(東京駅日本橋口直結・サピアタワー東京10階)です。ビルのセキュリティーの関係上、できるだけ事前に参加登録をお済ませください。

研究会タイトル:

「映像でみる学生目線の社会問題」

内容:

今回は、武蔵野美術大学映像学科に在籍する2年生が2015年度の「ディレクター演習」の授業で企画、制作した2作品を紹介し、作品のテーマについて問題点や課題を考えます。

作品(1)「知られざる福島原発裁判」

福島原発事故から4年、国や東電を相手に、さまざまな、損害訴訟、裁判が行われています。今回、5件の裁判の原告を取材し、原発事故後の悲惨な現状を学生の視点で捉えたドキュメンタリー作品。

作品(2)「白い教科書」

子どもたちが、教科書を手にするまで、4年間。その間何度も、国の審査を受けます。これが白い教科書です。この作品は、学生たちが教科書に載っている原発問題について、行政の考え方、また、教科書出版社の捉え方、について取材したドキュメントです。

講師:

村田 豊彦(武蔵野美術大学非常勤講師・SVS理事)

なお、参加費は会員は無料、非会員は 1,000円をいただきます。ビルのセキュリティーの関係もあり、おおよその参加人数を把握したいため、 

https://docs.google.com/forms/d/1rvSDL3R-MXKWr9KbbVlFcgunUZ68eJosAKc81L_nZ4s/viewform?usp=send_form

から参加の申し込みをお願いいたします。もちろん、申し込みなしでのご参加も歓迎いたします。

【2016年4月度・月例研究会のお知らせ】

4月15日(金)午後6:30 から 午後8:30 の予定で開催いたします。関西学院大学東京丸の内キャンパス(東京駅日本橋口直結・サピアタワー東京10階)です。ビルのセキュリティーの関係上、できるだけ事前に参加登録をお済ませください。

研究会タイトル:

「映像から和食の魅力を探る」

内容:

2013年に和食が世界遺産(ユネスコ無形文化遺産)に登録され、和食が世界中から注目されています。世界中に発信されている和食の映像から、和食の魅力や和食の中にある科学を紹介します。

講師:

佐藤成美(サイエンスライター・SVS理事)

なお、参加費は会員は無料、非会員は 1,000円をいただきます。おおよその参加人数を把握したいため、 

https://docs.google.com/forms/d/1rvSDL3R-MXKWr9KbbVlFcgunUZ68eJosAKc81L_nZ4s/viewform?usp=send_form

から参加の申し込みをお願いいたします。もちろん、申し込みなしでのご参加も歓迎いたします。

【2016年 3月度・月例研究会のお知らせ】

3月15日(火)午後6:30 から 午後8:30 の予定で開催いたします。場所は法政大学市ヶ谷キャンパス・ボアソナードタワー 25階 C会議室(東京都千代田区富士見2-17-1)です。

研究会タイトル:

「モンシロチョウが見ている世界」と「ヒトが見ている世界」

もんしろちょう―行動の実験的観察― (岩波 カラー 27分 1968)

第23回毎日映画コンクール教育文化映画賞ほか受賞多数

内容:

私たちは、漠然と他の生物たちもヒトと同じように「もの」を見ているのではないか、と思いこんでいる。ところが、この映画はそこに疑問を投げかけ、モンシロチョウの見ている世界が、ヒトの見ている世界とやや「ずれている」ことを、実験で突き止めている。動物行動学の日高敏孝氏、小原嘉明氏とともに牧衷氏(岩波:脚本)が追いかけたこの作品は、研究の過程 〈仮説→実験→検証〉 そのものを記録した映画といえる。監督はじめ撮影スタッフが、モンシロチョウの飼育からスタートし、完成までに3年を要した。

高校生たちとの授業でも、動物行動の謎にアプローチするこの過程は、〈科学的なものの見方〉 を学ぶ教材として、彼らの興味を十分に引き出すことができた。研究会ではその具体的方法を紹介する。

講師:

櫻井順子(埼玉県立越生高校)

なお、参加費は会員は無料、非会員は 1,000円をいただきます。おおよその参加人数を把握したいため、 

https://docs.google.com/forms/d/1rvSDL3R-MXKWr9KbbVlFcgunUZ68eJosAKc81L_nZ4s/viewform?usp=send_form

から参加の申し込みをお願いいたします。もちろん、申し込みなしでのご参加も歓迎いたします。

【2016年 2月度・月例研究会のお知らせ】 ※これまでと会場がことなります!

2月22日(月)午後7:00 から 午後8:30 の予定で開催いたします。会場は関西学院大学東京丸の内キャンパス(東京駅日本橋口直結・サピアタワー東京10階)です。ビルのセキュリティーの関係上、できるだけ事前に参加登録をお済ませください。

研究会タイトル:

「全国こども科学映像祭」入選作の紹介

内容:

全国こども科学映像祭は小・中学生が参加する科学をテーマにした映像コンクールで、平成14年より年1回開催されています。14回目となる今年もまた優れた作品が多数寄せられました。

今回の研究会では、これらの中から幾つかの作品を選び、上映を行いたいと思います。

講師:

坂井滋和(早稲田大学基幹理工学部表現工学科 教授)

なお、参加費は会員は無料、非会員は 1,000円をいただきます。ビルのセキュリティーの関係上、こちらから参加申し込みを行ってください。当日、お申し込みなしの場合でもご参加いただけますが、身分証明証のご提示を要求される場合があります。ご承知おきください。

【12月度・月例研究会のお知らせ】

12月15日(火)午後6:30 から 午後8:30 の予定で開催いたします。場所は法政大学市ヶ谷キャンパス・ボアソナードタワー 25階 C会議室(東京都千代田区富士見2-17-1)です。

研究会タイトル:

中学生が感動して科学映像を見た!−−技術をつなぐ、東京ゲートブリッジ−−

内容:

テレビの科学番組や科学映画を中学生に見せると、子どもたちはその授業に付き合ってくれるのでしょうか? ある学校で調べたところ、およそ15分で 3分の1、20分で半分の生徒が寝てしまいました。

でも、子どもたちへのアプローチを工夫すると、90%以上の子どもたちが「授業がたのしかった」と答え、感性あふれる感想が返ってきます。

『技術をつなぐ、東京ゲートブリッジ』(企画:川田工業他、制作:モンタージュ 2012科学技術映像祭部門優秀賞)を例に、サイエンス映像をどう見せるか、科学技術への参加型コミュニケーションの方法を考えます。

講師:

長谷川智子(荒川区立尾久八幡中学校講師)

なお、参加費は会員は無料、非会員は 1,000円をいただきます。おおよその参加人数を把握したいため、こちらから参加の申し込みをお願いいたします。申し込みなしでのご参加も歓迎いたします。

【11月度・月例研究会のお知らせ】

11月24日(火)午後 6:30 から 午後8:30 の予定で開催いたします。場所は法政大学市ヶ谷キャンパス・ボアソナードタワー 19階 D会議室(東京都千代田区富士見2-17-1)です。

研究会タイトル:

最新の宇宙科学を、「誰でも見られる」映像で解説する

内容:

多くの人が関心をもつ、「宇宙」。現代の宇宙観は、ひと昔前とは大きく変わっています。宇宙のことを学ぶには、例えば単行本を購入したり、BS や CS で宇宙を扱った番組を見る、あるいは放送大学が提供する講座を視聴したりする人もいらっしゃることでしょう。これらの他にも、いろいろな研究機関が提供しているインターネット上のツールを活用して、最新の宇宙像を学ぶことができます。

今回は、最新の宇宙に関する話題を提供し、皆さんの宇宙に関する知識をブラッシュアップしながら、誰でもできる「宇宙の情報を得るための方法」を紹介します。

講師:

藤田貢崇(法政大学 経済学部 物理学・科学ジャーナリスム教室)

なお、参加費は会員は無料、非会員は 1,000円をいただきます。おおよその参加人数を把握したいため、こちらから参加の申し込みをお願いいたします。申し込みなしでのご参加も歓迎いたします。

【今後の予定】

12月 15日(火)午後 6:30 〜8:30 …「東京ゲートブリッジ」に関する映像の上映会 (法政大学市ヶ谷キャンパス 25階 C会議室)

【10月度・月例研究会のお知らせ】

10月23日(金)午後 7:00 から 午後9:00 の予定で開催いたします。場所は法政大学市ヶ谷キャンパス・ボアソナードタワー 19階・D会議室(東京都千代田区富士見2-17-1)です。

研究会タイトル:

岩波映画「力のおよぼしあい」の上映と、たのしい科学教育

内容:

あなたは、力を見たことがありますか? ガリレオやニュートンは、想像力の目で力を見て、科学の法則を発見しました。科学映画の映像を見ながら、実験に予想を立てて考え、触って感じる実験を体験していくと、目には見えなかった「力」があなたにも、見えてくる…。頭のなかに、作用反作用の力のイメージが浮かんできます。

授業で実際に映画をどう活用しているか、現場での取り組みを、長谷川智子氏、櫻井順子氏による模擬授業の形で紹介します。一般の方、学校教育関係の皆様、ご参加をお待ちしています。「映像と科学教育の研究会」では、言葉だけでは伝わりにくい物理の概念も、映像で見ると直感的に分かります。岩波科学映画を中心に、「なるほど納得」「科学ってたのしい」 そんな、科学教育を目指して取り組んでいます。

講師:

長谷川智子(荒川区立尾久八幡中学校講師)、櫻井順子(埼玉県立越生高校講師)